2013/05/29

GW2泊3日奥秩父ハイキング 3日目

ゴールデンウィークの後半に2泊で奥秩父ハイキングにいってきた。





3日目。
朝起きるとプラティパスの水もツェルト内の結露も凍っていた。外へ出ると周りも真っ白。気付かなかったが夜はだいぶ冷え込んだらしい。



湯を沸かし簡単に朝食をとってすぐに出発。本当は夜が明けきらぬうちに出発して刻々と赤く染まっていく森の中を歩くのが一番好きなのだが、起きれないんだからしょうがない。

最初の予定では2泊目が笠取小屋、3泊目が甲武信小屋か十文字小屋で4日目に川又へ下山の予定だったのだが、2日目に早くも力尽き将監小屋泊になってしまったので、それにともない3泊4日の予定も2泊3日に縮小。この日はゆっくりハイキングを堪能しつつ笠取小屋経由で新地平へ下山することにした。



この日も快晴。朝日の中を歩くのはやっぱり気持ちよい。格別。



山の神土の分岐を一度も歩いたことのない黒エンジュ方面への巻き道へ進む。






分岐からしばらくは崩落した場所や堤防をいくつか越える。とはいえ危険な箇所もなくアップダウンもほとんどないのでとても快適。







水量の豊富ないくつもの谷を越えながらその後もひたすら緩やかなトレイルが延々と続く。快適過ぎて自然とニヤけてくる。こんな道なら延々と歩ける気がする。もちろん気がするだけだけど。

やっぱり自分は“登山”ではなくて“ハイキング”が好きなんだなぁと改めて実感した。別に登山が嫌いなわけではないけど、やはり最大の目的は登頂ではなく、そこまでの道が一番の楽しみ。出来ることなら登り坂を歩きたくはないし、急な下りも同じく。心地よい自然の中をきれいな景色の中を歩ける場所が山だから頑張って登るし下る。






ニヤけながら歩いているとアッという間に黒エンジュに到着。
ここからは公園内のようなきれいな道が続く。




9時ごろ笠取小屋に到着。ザックを下ろしベンチでおやつ休憩。小屋のご主人に下山場所のバスの時間を聞くと、あまり時間がないことが発覚。それを逃すとその次はさらに数時間後。慌てて荷物をまとめて再出発。




笠取小屋から雁峠にかけては大きく開けた草地が広がっていてとても気持ちいい。何度来ても笑顔になってしまう。今回はゆっくり出来ないのが残念でならない。





雁峠からは沢沿いの道をひたすら下るのみ。沢も澄んでいてここもまた歩いていて気持ちいい。





途中で登山道から比較的歩きやすい林道にかわる。林道沿いを流れる広川がとてもきれい。冷たい水に足を入れたらどれだけ気持ちいいだろうと思ったが、時間がないのでグッとこらえて先を急ぐ。




11時ごろゲートに到着。無事下山。


ここから新地平のバス停までは一般の舗装路歩き。CTよりもかなり早く下山できたのでバスには余裕で間に合いそうだ。帰りに温泉でもとも思ったが、調べてみるとちょうどよい場所には温泉マークが見当たらないので、さっさとバス、電車で帰ることにした。

結局3日間歩いて一つもピークに登頂しないというなんとも自分らしいハイキングだった。


<おわり>

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